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3ニーファイ13章

01 「真に、真に、私は言う。貴方方は貧しい者に施しをして欲しい。しかし、見られる為に人々の前で施しをする事のないように注意しなさい。もし、そうしないと、天におられる貴方方の父から報いを受ける事がないであろう。

02 だから、施しをする時には、偽善者達が人から褒められる為に会堂や通りでするように、自分の前でラッパを吹いてはならない。真に、貴方方に言う。彼らはその報いを受けてしまっている。

03 貴方は施しをする時、右の手のしている事を左の手に知らせてはならない。

04 それは、貴方のする施しが隠れている為である。そうすれば、密かに見ておられる貴方の父は、公に報いて下さるであろう。

05 また、祈る時には、偽善者達のようにしてはならない。彼らは人に見せようとして、会堂や大通りのつじに立って祈る事を好む。真に、貴方方に言う。彼らはその報いを受けてしまっている。

06 貴方は祈る時、自分の部屋に入り、戸を閉じて、隠れた所におられる貴方の父に祈りなさい。すると、密かに見ておられる貴方の父は、公に報いて下さるであろう。

07 また、祈る時、異教徒のように無益に繰り返す事はやめなさい。彼らは、言葉数が多ければ聞き入れられると思っている。

08 だから、彼らの真似をしてはならない。貴方方の父は、求めない先から、貴方方に必要なものを御存じだからである。

09 だから、貴方方はこう祈りなさい。『天におられる私達の父よ、御名が崇められますように。

10 御心が天で行われるように、地でも行われますように。

11 私達が自分に負債のある者を赦していますように、私達の負債をお赦し下さい。

12 私達を誘惑に陥らせる事のないようにし、悪からお救い下さい。

13 王国と力と栄光は永久に貴方のものです。アーメン。』

14 もし貴方方が人の過ちを赦すならば、貴方方の天の父も貴方方を赦して下さるであろう。

15 もし人を赦さないならば、貴方方の父も、貴方方の過ちを赦して下さらないであろう。

16 更に貴方方は、断食をする時には、偽善者のように悲しげな顔つきをしてはならない。彼らは断食をしている事を人に知らせようとして、自分の顔を見苦しくする。真に、貴方方に言う。彼らはその報いを受けてしまっている。

17 貴方方は断食をする時には、頭に油を塗り、顔を洗いなさい。

18 それは、断食をしている事を人に知られないで、隠れた所におられる貴方の父に知って頂く為である。そうすれば、密かに見ておられる貴方の父は、公に報いて下さるであろう。

19 貴方方は自分の為に、虫が食い、錆びがつき、また、盗人らが押し入って盗み出すような地上に、宝を蓄えてはならない。

20 寧ろ自分の為、虫も食わず、錆びもつかず、また、盗人らが押し入って盗み出す事もない天に、宝を蓄えなさい。

21 貴方の宝のある所には、心もあるからである。

22 体の明かりは目である。だから、貴方の目が正しく見ていれば、貴方の全身に光が満ちるであろう。

23 しかし、貴方の目が悪を見ていれば、全身に暗闇が及ぶであろう。だから、もし貴方の内にある光が暗闇になるならば、その暗さはどんなに深い事か。

24 誰も、二人の主人に兼ね仕える事はできない。一方を憎んで他方を愛し、或いは、一方に親しんで他方をうとんじるからである。貴方方は、神と富とに兼ね仕える事はできない。」

25 さて、イエスはこれらの御言葉を語り終えると、御自分が選んだ十二人を見て言われた。「私が語った言葉を覚えておきなさい。見よ、貴方方はこの民を教え導くように私が選んだ者だからである。あなたがたに言う。何を食べようか、何を飲もうかと、自分の命の事で思い煩い、何を着ようかと自分の体のことで思い煩ってはならない。命は食物に勝り、体は衣服に勝っていないだろうか。

26 空の鳥を見なさい。蒔く事も刈る事もせず、倉に納める事もしない。それでも、貴方方の天の父は鳥を養っておられる。貴方方は、鳥よりも遥かに優れた者ではないか。

27 貴方方の中の誰が、思い煩ったからといって、自分の背丈を一キュビト伸ばす事ができようか。

28 また、なぜ衣服の事で思い煩うのか。野の百合がどのように育っているか考えてみなさい。野の百合は働きもせず、紡ぎもしない。

29 しかし、貴方方に言うが、栄華を極めた時のソロモンでさえ、この花の一つ程にも着飾ってはいなかった。

30 だから、今日はあって、明日は炉に投げ込まれる野の草でさえ、神がこのように装って下さるとすれば、貴方方の信仰が薄くない限り、神は貴方方にも同じように装わせて下さるであろう。

31 だから、『何を食べようか』『何を飲もうか』『何を着ようか』と言って思い煩ってはならない。

32 貴方方の天の父は、これらのものが全て貴方方に必要である事を御存じだからである。

33 まず神の王国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものは全て添えて与えられるであろう。

34 だから、明日の事を思い煩ってはならない。明日の事は明日自身が思い煩うであろう。その日はその日の苦労だけで十分である。」