12年越しのお客さん。

この前、東京からの長いお付き合いのお客さんが遊びに来てくれました。

おそらく、かれこれ出会ってから12年くらい。

私がこの仕事を本格的に始めたばかりの頃からのお付き合いです。

当時、下北沢でCURRY TAROT CAFEをオープンして、たしか1〜2ヶ月もしないうち?に飛び込みで来てくれた20代の男性で(今や30代ですね!)。

まだ始めたばかりの新人さん(笑)としては、飛び込みで男性というお客さんも珍しく、数秘とタロットの両方で長時間のセッションだったのもあって、印象深かったのを覚えています。

それが最初で、以来ずっとご縁が続いてます。

といっても、頻繁にご来店されるわけではなく、ペースとしては1〜2年に一度くらい。

節目になると、ふと会いにきてくれる。

広島に移転してからも、東京出張の際に来てくれたり、

仕事の出張に合わせて占猫に来てくれたこともありました。

今回は3年ぶりくらいかな。

その前日の夕方になって、突然電話が入り。

「急に広島への出張が決まったのだけど、明日の夜に空いてますか?」と。

そういうときって、その人にとってタイミングだったら、不思議なことにポコっと空いてるんですよね。

それで久しぶりの邂逅となったのでした。

彼と会うと、新鮮な気持ちになります。

新人だった頃の自分を思い出すのです。

たとえば彼は毎回、その12年前に作成した数秘術のチャートを持って来てくれます。

12年間、大切に保管してくれていることも嬉しいけれど、

チャートを書いた自分の筆跡を見ることが、なんとも言えない感情を掘り起こすみたい。

まだ始めたばかりの頃だからか、チャートを書く字が、ものすごーく用心深い(笑)。

計算を間違えないように、読みにくい数字にならないようにと、ちょっと緊張して書いてる気配を感じるの。

(今だと、間違いがあるとしたらそれも必要な流れ。とか思ってますが(笑))

このフレッシュな初々しい気配が微笑ましい。

始めたばかりの初心に戻るような。

あらためて「この仕事をやらせてもらえることの喜び」が想起してくるのです。

お客さんが、不思議なご縁によって来店してくださることの喜び。

ワクワクドキドキ、セッションさせてもらえることへの歓び。

お仕事としてお金がいただけて、それによって日々を暮らせる嬉しさ。

そして、お客さんに喜んでもらった時のこのうえない充実感。

今現在も、たくさんのセッションを体験させてもらえる日々にいつも感謝しているけれど、

当時の私が感じていたような、新鮮な喜びとはちょっと違う。

それはもちろん、どうやっても昔のフレッシュさには戻れないし、戻らなくていい。

でも、だからこそ時折、こうして当時の感覚を思い出すのは大切な気がする。

どこかで今のこの状況を当然と思ってないか?驕りはないか?

今の私を見つめなおす機会をもらってるような。

そして、大好きなリーディングを仕事にさせてもらってることへの感謝を、あらためて深く深く感じられるのです。

12年たっても、本質は変わらないお互いが、成長しあって、邂逅し、セッションする。

お互いの成長を言祝ぎつつ、始めたばかりの初心に戻るような、襟を正すような気持ちにさせてもらえる。

そして、そこから振り返ってみると。

広島に来てからも、もうすぐ7年になります。

7年、6年、5年、4年…と、あるどこかのタイミングに出会って以来、今回の彼のように、ずっとご縁が続いているお客さんがたくさんいてくださる。

本当に、私はなんて果報者なのだ!とあらためて感じ入る次第です。

そうやって、たくさんの常連さんに支えられて、今の私がいます。

毎月であれ、数年おきであれ、何度も足を運んでもらえることが、どれだけありがたいことか。

その喜びをしっかりと意識化させてもらえた、今回の邂逅でした。

Tくん、どうもありがとうね。

また節目が来たら、お会いしましょう。

お互い、これからも素敵な人生の旅を。再会を祈りつつ。