「マッキンゼーが予測する未来」

R・ドッブス、J・マニーカ、J・ウーツェル

未来は、私たちが慣れ親しんだ世界観を

ガラリと変えて行く。

我々は、直観力を大胆にリセットしなければならない。

人間は、現状維持のバイアスが強い。

だから、証拠を示されても、

自分の持つ仮説やアプローチを、容易には変えない。

マッキンゼーが予測する未来は、

トレンドを破壊する4つの力が強くなる。

それは、新興国、テクノロジー、人口動態、

通信などのグローバルな繋がりの作用だ。

この4つが私たちの世界観を一変させる。

経済の重心は、大企業が本社を置く先進工業国から、

中国のような新興国市場、

特に人口が膨張する都市に替わる。

起業のライフサイクルは短くなる。

経営者は、今まで以上に素早い意思決定と、

経営資源の投入を強いられる。

肝心なのは、トレンド変化が起こる変曲点である。

それは、直観力をリセットしても、分からない。

例えば、企業の資金調達コストは上昇すると見通している。

私達は、30年下がり続けてきた金利のせいで、

それが未来も続くと錯覚しがちである。

新興国のインフラ投資が資金需要を掘り起こしたら、

世界の人口高齢化と財政赤字の長期化で

資金供給が追い付かなくなる。

資本は入手国難になるだろう。

金利の上昇と低下、どちらのナリオにも対応できるように

2股をかけておかねばならない。