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真意をさぐる

  言葉は、使い方を間違えると、時には誤解を招くことがあります。

特に慣れ親しんだ言葉は、意識せず、無意識のうちに使っているため、目の前の相手とは無関係で、条件が揃うと自動的に使ってしまいます。

 例えば、方言がそれに当たります。

 岐阜で「えらい」という言葉を使うことがあります。「えらい」は「偉い」という使い方が一般的ですが、「えらい」は「疲れた」という意味で使うことがあります。

 方言だけではありません。

物事の判断もそれに当たります。

 「やさしい人」・・・・イメージした「やさしい」と一致した時、やさしい人になります。

 「大変な仕事」・・・・イメージした「大変さ」と一致した時、大変な仕事になります。

 「力がない」・・・・・・イメージした「力がない姿」と一致した時、力がない事になります。

このように考えると、

 

 自動的に使わない事の方が少ないかもしれません。

 相手が使う言葉に対しても自分のイメージをかぶせて理解しますから、相手の言葉をそのまま受け取っても、必ずしも相手の意図と一致するとは限りません。

  それでは、相手の意図をつかむには、どのようにすればよいのでしょう。

・違いがあるという前提で話を聞く

・一致させなければならないことについて質問する

・質問する内容は、具体的な姿のイメージが一致しているか確認するためのもの

・会話をしながら、言葉以外の表情やしぐさなど、言葉以外から言葉と一致しているか推測する。

 特に自分の意図とは異なる立場に相手が立っている時には、どうしても自分の都合のよい解釈をしてしまいます。

 これを避けることが意思の疎通を取る上で必要になります。

 そのためには、自分の立場ではなく、一端相手の立場になり、相手の主張が正しいと思えるまで、相手の言葉を吟味します。

 その上で自分の思いとのずれを探ります。

 どちらの立場も大事にしなければなりません。

 その事を十分配慮して、対応する構えがあれば、立場が異なっていても、誠意が伝わるはずです。

 言葉に振り回されないようにしたいと思います。